ネットワークエンジニアとして働いて、どんな仕事をするのか・どう行動したのか・考え方など。途中にポイントを挟みながら共有していきます。
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2年目の仕事
2年目からは本格的に設計を任せられるようになりました。
また、エンドユーザーとの直接メールのやり取りをしたり、相手の会社まで行って打ち合わせを行ったりといった部分まで任されることになりました。
お客さんから要件を聞き、設計をしてそれを関係者に説明する。そして自分で申請をし設定変更作業をして、その後の運用も自分で行っていく。
2年目で変わった点はこれだけではありません。24時間体制で監視を行っている人たちとやりとりをして、彼らのマニュアルや問題が起きたときのフローの作成などの仕事も追加されました。
彼らは24時間体制で働いているので、夜中に機器故障などの問題が起きれば、何時だろうが支持を仰ぐために電話がかかってきます。
2年目の仕事
・2年目は新人などが入ってくる場合もあるので、自分は特別な新人扱いはされづらくなる
・能力が追い付かない場合いは、業務中でも、業務外の暇な時でもいいので足りないところを埋められる努力を惜しまない
・根性論ではなく、いかに効率的に自分の能力を上げられるかがポイント
・深夜に電話がかかってくることもあるため、疲労がたまりやすい
2年目ならば有給もあるはずなので、うまく使ってリフレッシュしよう
~効率的な能力の上げ方?~
絶対的な、全ての人に見合う能力の上げ方があるとは思えません。
同じことをやっても人のインプット能力には差があるからです。
また、”効率的な”というのにも理由があります。
時間をかけて能力を上げても、次から次に新たな問題が発生するため、ゆっくりと一つの問題に対処していては時間が足りないのです。これはエンジニアに限らず、どんな職種でも言えることだと思われます。
他にも、休みの日にまで勉強をしてストレスが貯まり、仕事の能率が下がることも考えられます。こうなってしまっては元も子もありません。
私が思う効率の良い能力の上げ方は、やったことのない仕事を進んで引き受ける、というものです。
ほぼ全ての仕事には期限があります。そのなかでやったことのない技術や仕事をすることにより、
・できないことができるようになる
・時間の制限があるため、だらだらと勉強をしない
これらが期待できます。
これをひたすら繰り返すことで、その現場でのできないことは少なくなっていき、自分のスキルアップにも繋がるということです。
悩みの種
この時点での一番の変化はやはり、ユーザーと直接やり取りをするようになったことです。また、これと同時にこれは悩みの種でもありました。
幼稚園から大学、バイトに至ってまで人と話すことには特に苦手意識がなかったので、ユーザーと話すことも特に問題はないと思っていました。
しかし、こと仕事となるとうまくいかないようです。
・自分の発言が会社としての発言になってしまう
・技術的な面で間違ったことを言うと、後で修正しようが一定の信用を失う
上記のようなことがあり、また話をしてても頭をよぎり上手くしゃべれないのです。
結論から言うと、人とのコミュニケーションについては、経験しか解決法はありません。
今日、本や雑誌などでコミュニケーション能力を上げる方法などがヒット作となっていますが、これらはその場限りの出会いでは役に立つかもしれません。
しかし、継続的な関係性を保つためには、役に立ちません。
結局はその人からの信頼=コミュニケーションなのです。
いかに信頼を得るか、これは自分の持っているシステムに理解があり、エンジニアに限って言えば技術力の高さが信頼へと繋がります。
一エンジニアが、しかも若いエンジニアが信頼を得るためには時間がかかります。
まずは、ユーザーの構成図(ネットワークの地図のようなもの)の把握、
そのシステムの設定内容の理解、ユーザーが希望している技術をその場で説明できるほどの技術力が必要です。
悩みの種
・コミュニケーション能力=相手からの信頼である
・エンジニアが信頼を得るには時間がかかる
・信頼への最短距離は、構成図と設定内容の理解、それに加えてユーザーの希望に沿える技術力の高さ
・一度信頼を得たからと言って甘えてはいけない。
信頼を得るのは長く、失うのは一瞬である。
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