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【ペンペン】ペンギンを紐解く【ぺちぺち】

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動物の中でも鳥、中でもペンギンを愛してやまない筆者がペンギンという生き物を紐解いていきます。

8種類のペンギンの解説もします。

ペンギンの生息地

 南極大陸から赤道直下までの広範囲に生息しているペンギン。寒そうなイメージのある北半球には野生のペンギンは生息しておりません。(※ガラパゴスペンギンという例外あり)

 日本でよくみられるペンギンは「フンボルトペンギン」という種類になりますが、ペルーからチリにかけての太平洋岸に生息しており、暖かそうなイメージのある場所に意外にも生息していることがわかります。

ペンギンの不思議

 ペンギンは皆さんもご存じの通り”鳥”に分類されます。飛翔能力を失った海鳥ですが、飛翔能力に優れたミズナギドリと近い生物ということが判明しております。しかし、ニュージーランドで発見されたペンギンの最も古いワイマヌという6000万年前の化石があるが、この時はすでに飛翔能力は失っていたようです。

 現在のペンギン目には、6属の生息が確認されております。ケープペンギン属・コガタペンギン属・マカロニペンギン属・オウサマペンギン属・ジェンツーペンギン属・キンメペンギン属です。

 また、皆さんはペンギンの和名をご存じでしょうか。「人鳥」と呼ばれています。ほかの鳥とはかけ離れている点、直立姿がヒトに似ている点からそう呼ばれているのでしょう。

ペンギンの種類

かわいいペンギンの種類を少しの豆情報とともにご一読ください。

ガラパゴスペンギン

繁殖地:エクアドル・ガラパゴス諸島・イサベラ島
体高:48~53cm
体重:1.7~2.5kg
見た目:かわいい

生息地のところで名前が挙がりましたが、唯一北半球でも繁殖している種になります。エルニーニョ現象などが原因で、現在生息数が減少している個体です。
口をおおきくあけて呼吸をしたり、岩陰に巣を作ったりと、熱帯地域で生活するために暑さを凌ぐように生活しております。

コウテイペンギン

繁殖地:南極大陸(真冬の寒い時期に繁殖)
体高:100~130cm
体重:20~45kg
見た目:THE ペンギン

南極で繁殖し、繁殖期以外は群れを作って海上で生活して言うr我々が想像するペンギンそのものです。
魚などを捕食しますが、500m以上潜水したり、20分以上潜水したりと海で泳ぐのが得意なかわいいペンギンです。また、子供のペンギンの毛は灰色で白い顔をしています。

アデリーペンギン

繁殖地:南極大陸(夏の氷が解けた場所で繁殖)
体高:60~70cm
体重:3.7~6kg
見た目:すっきりしている

たまにネットで口をあけて怖い顔したペンギンの写真を見かけますが、それは恐らくこのアデリーペンギンです。
巣は海岸の地面が露出した場所に小石を高く積み上げて作りあげます。巨大なコロニーが出来上がると小石が足りなくなるため、他の巣から小石を盗む行為が頻繁に行われるようです。

オウサマペンギン

繁殖地:大西洋・インド洋の島々
体高:85~95cm
体重:10~16kg
見た目:オレンジ色のくちばしがかっこいい(日本でもよく飼育されています)

コウテイペンギンに見た目はよく似ているが、こちらのほうが小柄なペンギンです。育児のための巣を作ることはなく、オスとメスのつがいがお互いに卵を足の上にのせて抱卵します。
子供はクレイシと呼ばれる集団を作り寒さをしのいでいるようです。色は茶色の不毛に覆われていて、夏の間委に大量の餌を食べて急成長します。

フンボルトペンギン

繁殖地: ペルーからチリにかけての太平洋岸
体高:56~70cm
体重:3.6~5.9kg
見た目:かわいい(日本でもよく飼育されています)

フンボルト海流の影響のある地域に生息しているため、 この地域は雨や雪が降りずらく、周辺の土地は砂漠になりやすい特徴があります(土地が乾燥しやすい)。
強い日差しから身を守るため、穴を掘ったり洞窟を利用したりします。
比較的暑い地域で繁殖するペンギンのため、日本でも飼育しやすいとされております。

マカロニペンギン

繁殖地:南極周辺
体高:66~70cm
体重:5~6kg
見た目:こわい・強そう

高い同調性を持ち、砂利や砂で巨大なコロニーを作り上げる個体です。
名前の「マカロニ」とは、イギリスの言葉でイタリアの最先端を取り入れた伊達男のことを指します。マカロニペンギンの顔に黄色の飾りがあるため、そのような言葉が連想されたのでしょう。

ケープペンギン

繁殖地:ナミビア南部・南アフリカ
体高:64~70cm
体重:2.4~4kg
見た目:色が薄め(日が暑いから?)

アフリカで繁殖するペンギン。別名はアフリカペンギン
南アフリカのケープタウンという土地から名前が付けられました。アフリカであるケープタウンは夏には40度近くの気温になることもあり、寒さとは無縁な地域に生息していることになります。
このペンギンは定住性が強く、同じ繁殖地から離れることはほとんどありません。孵化後、100日弱でコロニーから巣立ち、1年後にふるさとに帰ってきます。

イワトビペンギン

繁殖地:インド洋・南太平洋の温帯地域
体高:45~58cm
体重:2.5~4kg
見た目:目の上に黄色の飾りがあってかっこいい

岩場を飛び跳ねて移動する様から名前が付けられました。見た目のかっこよさの通り、性格は極めて攻撃的であり、人間が近づくと攻撃してくることも。
また、石や土などで巨大なコロニーを形成する特性を持っています。

2018年に「ペンギン・ハイウェイ」というアニメーション映画が放映されましたが、このペンギンハイウェイはペンギンが同じ道を何度も通ってできる道のことを言います。

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