我々が知っているコーヒー豆は茶色のいい香りがするやつですよね。
しかし、コーヒーの生豆は本来白っぽい色をしているんです。
「本格的にコーヒーを楽しみたい!」という方に
生豆を購入した後自宅で焙煎をする方法を伝授していければと思います。
私も本を参考にやってみたので、その方法をご紹介してきます。
実は専用の機械を使わなくても家でローストはできちゃうんです!
用意する道具
■手あみ(入り網)
■ざる
■軍手・手袋
■時間を図れるもの(ストップウォッチやスマホのタイマー機能)
■ドライヤー
ほとんど家にあるものでできるかと思います。
もしかしたら「手あみ」を持っていない方もいるかもしれませんが、
Amazonなどで¥1,000ほどで購入できるため、
今後もコーヒーをローストしたい、他の豆類も炒る機会があるなどでしたらこの機会に購入してみては?
ついに、今日、コーヒーのホームローストに手を出してしまった。といっても、買ったのは生豆と煎り網だけ。シンプルな道具と行為なだけに、はまりそうな予感。
— Chiho Suzuki (@hochikisu_z) November 27, 2009
ここに注意しよう!
ローストを始める前に、
自分の家の環境や、怪我をしないための確認をしておきましょう。
■軍手は必ず着用する
「準備が面倒だしいらないよ~」なんて思ってる方もいるかもしれませんが、
焙煎中は豆も器具も高温状態となります。
やけどから身を守るために必ず着用するようにしましょう。
■豆を多く入れすぎない
焙煎中に豆は跳ねたりします。
多く入れすぎてこぼしてしまうと汚れや豆の無駄になることも。
何回か経験して慣れるまでは
少なめのホームローストを楽しみましょう。
■煙が結構出る
私もびっくりしたのですが、結構煙が出ます。
換気扇など煙が出ても対処できる環境下で
ホームローストを楽しみましょう。
■豆の計量をお忘れなく
私も初めからこれをやっておけばよかったと後悔しております。
今後何回もローストをしていくのであれば、
ハゼ(ポップコーンのようにポンっとなる現象)のタイミングを把握することは重要です。
参考にした書籍にも記載があったのですが、私は見落としていました…
■焙煎の時間も把握!
量だけでなく、自分がどれぐらい焙煎したら
どれぐらいの焙煎度合いになったかも把握しておきたいところです。
■焙煎の度合いを知っておく
焙煎のし過ぎもしなさすぎも
自分の想像している味にならないことがあります。
どの焙煎度合いのコーヒーを楽しみたいのか
自分の中であらかじめ決めておきませんか?
【焙煎度合いの参考】
さあ、始めよう!
①手あみに生豆を投入!
注意項目でも書いた通り、豆の計量はしておきましょう!
ハゼ防止にフタはちゃんと閉めた方がいいですよ。
②中火で加熱!
豆とコンロを30cmほど離して加熱していきます。
横にフルフル振りながら全体を炒っていきましょう。
③豆の色が均等になるように炒っていく!
水分が抜けてだんだんと豆の色が茶色くなっていきます。
そうしたら、だんだんと日に豆を近づけていき、
ムラの無いようにしていきましょう。
④焙煎度合いの調節!
だんだんとハゼが始まってきます。
自分の目的の焙煎度合いになるまで引き続き炒っていきます。
⑤ざるに移して冷やしていく!
目標の焙煎度合いになったら、
ざるに移してドライヤーで冷やしていきます。
冷やさないと豆自身の熱で勝手に焙煎されちゃうようです。
今日も癒やしをありがとう。で、この写真ですが、後ろはお気に入りの自家焙煎のカフェで買ったコーヒー豆2種、手前は生豆とそれをホームローストしたもの、それにお気に入りのドリップポットと計量スプーンです。好きなんだなぁ、コーヒーが。 pic.twitter.com/ZggWKj8M9y
— Hiro (@Canada_Ichimon) June 15, 2019
良い香りが充満していますか?
自宅でローストができると、
自分の好みの味を発見できてコーヒーの魅力がさらに増した気持ちがしませんか?
他にも生豆を変えてみたり、精製方法をこだわってみたり、
自分でローストした豆を混ぜて
オリジナルブレンドを作ったりといった楽しみもあります!
参考書籍: 『極める 愉しむ 珈琲辞典』,P68「ホームローストをしてみよう」,若松和紀,株式会社 西東社