最近色々と話題に出る『不倫』ですが、
犯罪行為なのか？と疑問に思う方も
いるかと思います。
もちろん許される行為ではないのですが、
そのうえで現在の日本の法律では
これを罰することがあるのかを調査してみました。
不倫は犯罪ではない？
明治時代には女性にのみ不倫は犯罪であるという刑法があったようですが、
男女平等に反するもののため、現在ではこの刑法は廃止されました。
では、不倫をされた側は
泣き寝入りする必要があるのかというと、
それは違います。
民法709条の「不法行為」にあたります。不法行為をした結果、損害賠償責任を負うことになります。
引用元：All About オールアバウト『弁護士が解説！不倫は犯罪なのか？』 https://allabout.co.jp/gm/gc/473763/ ,2020.1.29
つまり、不倫は「犯罪」ではないので刑務所に行ったり前科が付くことはありません。しかし、「不法行為」にはあたるので、損害賠償責任を負い、金銭を支払う必要が生じる場合があるのです。
法律の内容は２０１８年のものとなるため、
今後も不倫をすることによって”前科”が付くことはないとは限りません。
しかし現在では犯罪行為とはみなされず、
刑務所や前科者となることはないようです。
泣き寝入りではない！
犯罪ではないですが、民法による不法行為とみなされるようです。
みなさんもご存じかと思いますが、
不倫をした当事者は、その配偶者に向けて
慰謝料を払う必要があります。
第709条【不法行為による損害賠償】
出典：司法書士試験攻略『第5章 不法行為（第709条～第724条）』 https://www.crear-ac.co.jp/shoshi-exam/minpou709/ ,2020.1.29
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
結婚は法律上保護されているため、
不倫はこれに反したとされ不倫行為をはたらいた者から慰謝料をとれる、
ということみたいです。
また不倫行為とされる線引きもあり、それが「性交渉の有無」のようです。
もしTV局などの各メディアがこの事実を知っているのであれば、
これから不倫と報道される人たちは
性交渉の有無によって判断されていると考えられます。
2020年1月29日現在、
不倫報道がされている某俳優さんは
相手が19歳のころからと報道もされています。
法律や条例は、18歳未満の者に対する淫行を処罰対象としており、相手が18歳未満であることを知りつつ淫行に及べば、逮捕・勾留され、起訴され、有罪となる可能性があります。
出典：刑事事件弁護士ナビ『 淫行とは｜逮捕された場合の罪の重さと解決への対処法 』( https://keiji-pro.com/columns/65/ )2020.1.29
上記の通り未成年との行為ですが、
法律・条例にはぎりぎり引っかからないようです。
不倫、ダメ、絶対
人気の俳優さんや女優さんでも不倫をすると
信用や仕事、多額のお金を失います。
これは我々一般人も同じことです。
仕事での信用を失う可能性もあるし、
家庭関係も修復が不可能になる可能性は高いです。
また不倫と認められれば、
一時の快楽だけで動き出す人間と
認識されることがあるかもしれません。
こういったことから、
不倫行為はやってはいけないことという意識をもって
気を付けて行動することを心がけましょう。
参考にしたサイト：
All About オールアバウト『弁護士が解説！不倫は犯罪なのか？』 https://allabout.co.jp/gm/gc/473763/ ,2020.1.29
司法書士試験攻略『第5章 不法行為（第709条～第724条）』 https://www.crear-ac.co.jp/shoshi-exam/minpou709/ ,2020.1.29
刑事事件弁護士ナビ『 淫行とは｜逮捕された場合の罪の重さと解決への対処法 』( https://keiji-pro.com/columns/65/ )2020.1.29