今回紹介するモードダイヤルは【キヤノン:EOS Kiss X8i 】 のものとなります。違う機種やメーカーご使用の方は参考としてご覧ください。
マニュアル露出
シャッター速度と絞り数値を自由に組み合わせて、自由な写真表現をするモードになります。
ダイヤル上で[M]の表記がされているものになります。
絞り優先AE
絞り値を自分で設定し、シャッタースピードはオートで設定されるモードになります。
絞り数値を変えると、背景をぼかして被写体を強調したり、手前から奥までピントを合わせることができます。
ダイヤル上では[ Av ]で表記されています。
シャッター優先AE
前述の絞り優先とは反対に、シャッター速度を自分で設定し、絞り値を自動で設定するモードになります。
シャッター速度を変えると、被写体の動きを止めたり、流動感を表現することができます。
ダイヤル上では[Tv]で表記されています。
プログラムAE
シャッター速度と絞り数値が自動で設定され、ISO感度やホワイトバランスなどその他の機能を自分で設定できるモードになります。
構図の決定やシャッターチャンスに集中して撮影したいかたにおすすめのモードになります。
ダイヤル上では[P]で表記されています。
シーンインテリジェントオート
カメラがシーンを認識し、カメラ任せで様々な撮影に対応できる全自動モードになります。
設定を気にしないで気軽に写真撮影を楽しみたい方にお勧めのモードになります。
ダイヤル上ではみどり色の枠で[A+]の表記がされています。
ストロボ発行禁止
ストロボとはいわゆるフラッシュのことだと思ってもらって大丈夫だと思います。
本モードは、このストロボ発行禁止場所での撮影時に使用します。
光を出して明るく撮影する際にも使用するストロボですが、
これを禁止するとカメラが光を取り込めなくなります。
デジカメなどでも暗い場所での撮影だけ手振れがひどくなる経験がありませんか?
これは光をより多く取り込もうとするため、シャッターが切られるスピードが遅くなり、手振れが起きやすくなるためです。
そのため、本モードを使用する際は、三脚を使用するなど手振れが起きにくい状況で撮影することをおすすめします。
ダイヤル上では、枠にギザギザの下向き矢印で表記されています。
クリエイティブオート
画像の明るさや背景ぼかし設定、ストロボの発行などを簡単に変更できる簡単撮影モードなります。
どんな雰囲気か、ぼかすかはっきりと写すかなど、カメラに詳しくなくても名前通り「クリエイティブ」な撮影を楽しめることができます。
ダイヤル上では、モードの頭文字である[CA]で表記されています。
ポートレート
人物の撮影に適しているモードになります。
背景をぼかして人物を浮きだたせ、肌や髪の毛が柔らかな感じの撮影が楽しめます。
また、雰囲気や明かりなどの状況を選択して撮影を行います。
ダイヤル上では、人物の横顔が表現されているマークが本モードに該当します。
風景
その名の通り、風景の撮影に適しているモードになります。
近くから遠くまでピントがあい、くっきりとした仕上がりになります。
こちらも前述の2つと同じく、 雰囲気や明かりなどの状況を選択して撮影を行うことができます。
ダイヤル上では、山に雲がかかっているようなマークが該当します。
クローズアップ
花や小物などの撮影に適しているモードで、
本モードを使用中は、写したいものにできるだけ近づいて撮影を行います。
ダイヤル上ではチューリップのマークが目印になります。
スポーツ
動いているものを連続撮影する際に適しているモードになります。
本モードでの撮影時はファインダーをの撮影が望ましいでしょう。
ダイヤル上では、人物が走っているようなマークがこのモードに該当します。
スペシャルシーン
クイック設定により、シーンに適した撮影モードが選べます。
クイック設定では、キッズ・料理・キャンドルライトなどの被写体選択し、
次にくっきりやふんわりなどの雰囲気を選びます。
最後に明かりや状況などを選択して撮影を行っていきます。
ダイヤル上では、頭文字の[SCN]で表記されています。
~慣れてきたら~
初めて写真を撮るときは、すべての設定をカメラ任せにできるオートでの撮影により構図などに集中して撮っていき、
次第に慣れてきたら、絞り優先[Av]でボケを自分で調整できるようにしていく。
各機能や調整方法などをだんだんと覚えていくので最後にマニュアル露出[M]で自分なりの設定で撮影を楽しむ、といった流れで上達を目指していきましょう!