なんで…太りたくないのに…
吸収したエネルギーより消費分が少ないことにより、エネルギーにあまりが出てくる。その余りが体脂肪へと変わり、肥満を招く。
肥満というのは、体重が重い軽いにかかわらず、体脂肪が溜まりすぎることになります。
その体脂肪は脂肪細胞へとなり、その脂肪組織には内臓脂肪と皮下脂肪があります。
皮下脂肪の役割は体脂肪を溜めるだけではありません。体を温める断熱材の役割をしたり、外からの衝撃より身を守る役割も果たしてくれます。
それに引き換え、内臓脂肪には断熱効果はほぼなく、役に立つかと言えばそうとは言いづらです。
お腹だけポッコリと出ている肥満タイプの人間は、内臓脂肪が増えすぎている恐れがあります。
①日本人は内臓脂肪がつきやすい
②内臓脂肪はつきやすいが、落とすのも容易
③増えすぎた内臓脂肪は危険な病気のもととなる
④食事のコントロールのみではなく、筋肉にも優しい食べ方をする
①日本人は内臓脂肪がつきやすい
同じウエスト幅でも、日本人のお腹は皮下脂肪が少なく、内臓脂肪が多い。
それに比べて、白人男性は内臓脂肪が少なく、皮下脂肪が多い。
皮下脂肪は安全かつ、役に立つ脂肪。内臓脂肪は病気のもととなる危険な脂肪。そのため同じウエストでも日本人はより何らかの病気になりやすいことになる。
日本人の我々は、少しのポッコリお腹でも危険な状態かもしれないです。
②内臓脂肪はつきやすいが、落とすのも容易
内臓脂肪が溜まりやすいのは、腸間膜というところ。
中には血管やリンパ、神経が張り巡らされていて、内臓へ栄養を運んでいます。
ここに脂肪が溜まることにより、お腹がポッコリなるというものです。
腸間膜に張り巡らされた血管から、使い切れない中性脂肪が運ばれて、内臓脂肪はすぐに溜まります。
でも、脂肪が溜まりやすいということは、分解もしやすいということ。
落とす気があれば簡単に落とせます!
③増えすぎた内臓脂肪は危険な病気のもとになる
内臓脂肪は適正範囲で抑えておけば、体にいい作用をもたらすものです。
アシポネクチンという物質を分泌し、細胞壁の修復や、動脈硬化を抑えてくれます。
しかし、増えすぎた内臓脂肪は、アディポサイトカインという物質の分泌を始めてしまいます。
このアディポサイトカインが分泌されている状態が、メタボと言われる状況であり、男性85cm、女性90cmのお腹周りが目安になります。
ウエストが80cm台になると、糖尿病や動脈硬化、高血圧などの深刻な病気となるため、対策を撮る必要があります。
④食事のコントロールのみではなく、筋肉にも優しい食べ方をする
多くの日本人はたんぱく質の摂取量が少なく、よく噛まない。これでは筋肉を構成する材料がないので、つくものもつかないのです。
筋肉というものは、内臓に溜まった内臓脂肪を取り込んで、代謝を促す仕事をしてくれます。
筋肉を増やせば内臓脂肪は簡単に減ります。そのためには肉や魚、大豆などの摂取を怠らずに。
【実践】食事のとり方を工夫しよう!
■白米は「悪」なのか
ダイエットするとき「白米は悪」だと思っていませんか?
本当はそんなことありません。食べ方の問題なのです。
最初に野菜を食べると良い、ということは有名だとは思いますが、この「べジファースト」のやり方に問題があれば、まったくもって効果はありません。
べジファーストのメリットは、よく噛むことによる満腹中枢への刺激と、食物繊維による、糖質の吸収スピードを抑えるというものです。
べジファーストの正しい実践方法は、、3分ほどかけてよく噛んで野菜を食べることになります。
しかし、最初に食べる野菜をよく噛まずに、ササっと食べてしまうと上記のような効果は得られません。
逆に言うと、べジファーストの効果をよく理解して実践できていれば、白米の適正量(150~200g)を食べても問題はないのです。
それだけだと白米が足りない!というかたもいるかもしれませんが、きちんとしたべジファーストを実践すれば、白米の適正量でも問題ないことが理解してもられるかと思います。
■甘いものは「悪」なのか
結論から言うと、適正量ならば何を食べても悪ではありません。
しかし甘いものを悪と決めつけている人は、過剰摂取をやめられない後ろめたさみたいなものもあるのでは?
ケーキなどの脂肪が多いお菓子はもちろん、脂肪の少ない和菓子も食べすぎは毒です。
じゃあどうしても食べたいときはどうすればいいのか。
それは食後の時間に食べることです。
食物繊維やたんぱく質が消化器官に入っている状態で甘いものを食べても、糖質の吸収が遅くなるからという理由です。
空腹時のおやつにお菓子を食べると、血糖値が急上昇し、内臓脂肪の蓄積を招きます。
また、どうしても甘いものを食べたくなったら、フルーツを口にしてみてはいかがでしょうか。甘さもあり、お菓子よりも抵抗少なく罪悪感もなくなるのでは?
■お酒は「悪」なのか
量、頻度、質を守れば悪ではありません。
どんなお酒にも適正とされる摂取量があります。下の一覧をご覧ください。
・ウイスキー…60ml
・チューハイ…350ml
・焼酎…………100ml
・ワイン………200ml
・日本酒………180ml(1合)
休肝日を週に1日設けましょう。これだけで頻度はクリアです。
お酒が大好きでも、やせるためには我慢する日も大切です。
最後に質です。醸造酒よりも蒸留酒、純正なアルコール量にして20g程度です。
醸造酒好きは蒸留酒に、少しの変化で大きな健康を。
やってはいけないダイエット
いくら痩せたいからと言ってやっていはいけないことも多々あります。
当たり前と思うかもしれませんが、なかなか結果がでないと手を出す人も出てきます。痩せるのは健康のため。良い見た目は健康的な見た目です。
どちらも失う薬物には絶対に手を出さないように。
②極端な食生活の管理
炭水化物を極端に毛嫌いしている人がいますが、健康のためには欠かせない物質です。必要なのは全く摂取しないのではなく、適量を摂取すること。勘違いしないようにしましょう。
③痩せた後にもとの食生活に戻す
リバウンドをよく聞くと思いますが、これが起きます。
目標に到達した人は、その節制生活から暴飲暴食をしてしまう人がいます。
あなたがやるのはこの先健康なカラダを得るためのダイエットです。
一時の健康ではなく、節制生活をしているのではなく、これが普通の生活と思うことが大切です。
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