“デパート発祥”店に家電量販店 #nhk https://t.co/JEAJP807Le
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) February 4, 2020
日本橋にある三越の本店に
あの家電量販店であるビックカメラが出店することが
NHK NEWS WEBに掲載されていました。
どんな狙いで出店するのか、
三越とは?日本橋とはどういうとこなのか?
またビックカメラ出店の狙いについても
軽く掘って見ていきましょう。
日本橋三越本店とは
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曇り空と日本橋三越のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20111102316post-880.html
日本橋三越本店と言えば、
皆さんが持っているイメージは
「お金持ち」「富裕層」
そんなところではないでしょうか。
実際日本橋三越に出店している店舗は、
誰もが知っているようなハイブランドのお店や、
高すぎて私とは縁のないようなお店が出店しています。
■建物が文化財に指定されている?
また、テレビなどのメディアでもたびたび出てくるこの施設は、
本館が2016年の7月に本館が国の重要文化財に指定されるなど、
建造物としても格の高いものとなっています。
実際に見てみると
「ただ古いだけの建物」ではなく、
「歴史を感じるかっこいい建物」であることがわかります。
■日本橋三越本店の歴史はすごい?
現在の建物は、昭和10年(1935)に完成、ルネッサンス式建築の威容を誇り、当時は「国会議事堂」「丸ビル」に次ぐ大建築物でした。
出典:日本橋三越本店『日本橋三越本店の歴史再発見』( https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/column_list_all/nihombashi_history/index.html )2020.2.4
建造されたのは昭和10年とのこと、
2020年の現在、85年もの歴史がある建造物になります。
昭和10年というと、
・築地市場が開業したり、
・芥川賞や直木賞の第一回が決定したり、
・渋谷の銅像でおなじみのハチ公がなくなった年
でもあります。
また調べていてわかったのですが、
歴史上の人物がまだまだ生きていた年代であるため、
不思議な感覚を味わいました。
歴史や国語の教科書に載るような
由緒あるデパートに、
現代の象徴ともいえる家電量販店が出店するのです。
少し異質な感じがしませんか?
なぜ日本橋三越本店にビックカメラが?
NHK NEWS WEB では以下のように報道されております。
日本の“デパート発祥の地”とされる日本橋三越本店に、今週、大手家電量販店が出店します。
出典: NHK NEWS WEB 『“デパート発祥”店に家電量販店』 (https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200204/1000043513.html )2020.2.4
デパートとしては、場所を貸すことで安定的に賃料収入をあげ、量販店としては富裕層を取り込むのがねらいです。
富裕層を取り込むためと書いてありますが、
すんごいお金持ち(見たことありませんが)が
家電量販店に来ているのはどんな感じなんでしょうか?
私のイメージとしては、
家電も何もかもが
家まで来てカタログを見せてくれるイメージでした。
しかし、ビックカメラが三越の雰囲気に合うとは思えない!
そう思っていたらこんなことが書いてありました。
ここでは量販店の従業員もスーツ姿で接客をし、デパート限定の美容家電や、高級オーディオといった通常の店舗にはない高価格帯の商品をそろえ、デパートの主要な顧客の富裕層の取り込みをねらいます。
出典: NHK NEWS WEB 『“デパート発祥”店に家電量販店』 (https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200204/1000043513.html )2020.2.4
ビックカメラの従業員がスーツを着用するそうです。
しかも高価格帯の商品まで!
これには結構衝撃を受けました。
日本橋三越本店での出店だから
スーツ姿で接客をする。
これってかっこよくないですか?
また、三越側も素晴らしいと感じました。
高級デパートだから家電のようなものは取り扱わないと思っていたら、
集客を図るためにビックカメラを呼び込む。
なんでも売る百貨店だからということで、
需要の多様化を受けて柔軟に物事を考えていくことができたからこそ、
80年以上もデパートとしてやってこられたのだと感じました。
最後に
若い人や、遠方に住む人は
わざわざ行くところではないかもしれない
日本橋三越本店ですが、
歴史を感じれる建物や、柔軟に先端を求める姿勢、
何よりスーツでの接客をするビックカメラが見られるのは、
とても面白いと思います。
私のような一般人は購入できるものが限られてくるとは思いますが、
一度でも立ち寄って見てみたいと思える出来事でした。